なんでもいいんだよ。

私の哲学のたれ流しと拡大。

【シェアハウス運営赤裸々トーク】損して得とった話。

損とは思わなかったけど、先に「提供」したら、巡り巡って還ってきたという話。

 

今現在、私が某病院の近くで運営している一軒家タイプのシェアハウスがあります。築50数年、日当たり悪く、しばらく借り手がつかなかったところを、大家さんになんとか交渉してシェアハウスにさせてもらいました。

 

現在の住民はかなりオリエンタルで、インド人が2人と、タイ人1人と、最近バングラディッシュ人が4人引っ越してきました。アジア〜ン。

 

実はバングラディッシュ人に貸している部屋の一つには窓がなくて。隣のタイ人の子の部屋と繋げることができる間取りだったので、タイ人の子の引っ越しを機に、部屋を繋げて窓をゲットしてもらいました(笑)

 

バングラディッシュ人4人で3部屋貸し出す予定が、4人で4部屋使う形となったわけです。家賃は3部屋分の価格で。

 

「タイ人の子の部屋、空いたから使っていいよ」

 

って私が言ったら、バングラディッシュ人たちに2度見ならぬ、2度聞きされたもんね。

 

「ほんとに?ほんとにいいの?お金取らない?追加料金ないの?(英語)」

 

みたいな。

え、バングラディッシュはどんだけ荒んでるんですか(笑)

 

で、そのちょっと前に彼らから「もう少し家賃下げれない?」みたいな交渉をされていたわけです。4人で3部屋で96,000円で貸してたんだけど、支払いが厳しいと。

 

いやいや、今のプライスでも十分安いし、水光熱費も込みで家具家電付きでこの価格で住める場所って他にねえよ?てかその金額で納得してデポジットも払ったよね?ってことで、交渉はする余地もなく却下したんですが(一応「もう一人入居者を連れて来れるなら、家賃が上がるけど5人で割ったときの負担額を減らす方向なら検討するよ、とは伝えました)。

 

でもそもそも1年住んでもらうのに窓のない部屋はかわいそうだし、どのみちタイ人の子が出るタイミングでその部屋は彼らに無償で貸してあげようと思っていたんですね。

 

そしたら後日まさかのことが起こって。

 

「来月から10万払うことにする」

 

と彼らが言ってきたんです。

 

は?誰か友達でも増えるの?と思ったら別に増えることはないと。

 

はー?なんでー?

 

と思ってたんですけど、よくよく聞くと彼らはタイ人の子が使ってた部屋がいたく気に入ったそうで(そりゃそうだ今まで窓がなかったんだから可哀想に)でもこの部屋が使えるのは次の入居者が決まるまでだと思ってたのだそうです。

 

しかし私が、彼らが入居している間はその部屋に入居付をするつもりはない、ということを彼らが知り「なんということだ…!」となったそうな。

 

以下送られてきた英文要約。

 

「私はあなたのために10万円を払う決断をしました。

このことを私の母に伝えたら、彼女はとても喜んでいた。

すべてあなたのための決断です。

なぜならあなたは本当に良いオーナーだから。」

 

というような熱烈な英文が送られてきました(笑)そうかい、ありがとうよ(笑)

 

てか10万払えるなら最初から値下げ交渉とかするなよ(笑)

 

海外の方々は商魂たくましいので、日本人の優しさに漬け込んだり、あの手この手で安くしようと頑張ってきますので、こちらも外国人になったつもりで「NOと言える日本人」にならねばなりません(笑)

 

今回私が取った方法は、そういったあの手この手に対しては毅然と振る舞い、譲歩できる部分は惜しみなく与える、という考え方です。

 

別にそこまで明確に意識してやったわけではないですが、そして今回のようにうまくいくケースばかりではないでしょうが「損して得とれ」という言葉が長年生き続けているように、この法則はやはり存在するのだな、ということを改めて実感した体験でした。

 

よかったよかった。